コロナで寝込んで思ったこと:病気と関係ないただの日記

独り言日記

コロナで私が寝込んで、息子は義実家に預けられて、数日ゴロゴロ寝ていた日々。

 

思ったことは、夫が全く干渉してこなかったこと。

そして、看病はたくさんしてくれたこと。

私が驚いたのは、私が熱があるのにPCをカタカタ触ってても、ベッドでユーチューブばかり見てても、夫が小言を一言も言って来なかったこと。

 

私は自分の上記のような姿を見られるたびにドキッとして、「あぁ、なにか言われるかも」とビクビクするのだけれども、そんな心配に反して夫は何も言ってこない。

 

私は、熱があるのに眠らずに動画ばかり見ている自分を”夫に見られてはならない”と感じ、熱があるのに横にならずに椅子に座ってPCをいじっている自分を”夫に見られてはならない”と感じ、そのたびに自分の真実の姿を夫から隠そうとした。

 

つまり、たとえば夫が2階にあがってくる音が聞こえると、PCをたたんで急いでベッドに横になろうとしたりとか。

 

そして、ふと気がついた。人生ではじめて気がついた。

私って、どんだけ、どんだけ、どんだけ親から干渉されすぎて来たんだろうか、と。

 

だって私はめちゃくちゃ怯えている、注意されることに。

正しくない姿を見られてしまうことに。

 

熱があるのにYoutubeばかり見ている姿(本当は電気を消して目を閉じて寝ていなければならない)

熱があるのに椅子に座ってPCを触っている姿(本当は横になっていなければいけない)

 

脅迫的に私は、「一番そうすべき姿」であらねばならず、そうでなければ怒られる、と感じているのだと心底気づいた。

 

今まで自分が理解したと思っていたその100000倍くらい、私は、親から干渉されすぎて育ったのだと、今回はじめて気がついた。

 

だって、私のどんな姿を見ても、夫はなにも小言を言わなかった。

私にまかせてくれた。

 

寝たいなら寝るだろう

つらいなら、横になるだろう

本人に任せる、という夫のやり方

 

この「本人にまかせる」ということを、私は実家で経験したことがなかったのかもしれない

 

正しくないことは徹底的に”親の思う方向に”矯正された

 

熱があるのに動画なんて見続けていたら、親からどんな罵声を浴びただろうか(当時スマホなんてなかったけど)

 

私はここまで自分が「正しくない姿」を見られることに”焦り、おびえ、隠そうとしている”ことにびっくりした。

そして、夫になんにも言われなかったことから、私が悪いことをしている、と思っているそれらのことは99%大したことじゃないんだと気づいた。

 

私は自分がしていることにいつも罪悪感をめちゃくちゃ抱いているんだ

ここまでだとは知らなかった

 

熱があるなら眠っていなければならない

熱が下がったならすぐに家事育児に取り組まなければならない

ダラダラすることは許されない

余暇タイムは許されない(ごろごろ過ごすこと)

 

こんなに、こんなに、こんなに私は、自分の中に禁止事項を抱えて、自分のやることなすことにすべて✗をつけて、「ああこんなんじゃだめ、こんな姿は人(家族含む)に見られてはならない」といつもいつも焦って生きていたんだ

 

びっくりした・・・・

これが「小言を言う子育て」の弊害なのか・・・

 

いろんな著名な育児研究科の人々が言う「小言を言わないで、子どもを信じて、まかせてあげること」の真反対をやられすぎた結果が、私。

 

かくいう夫は、産後はじめて息子と数日も離れて、彼は独身の頃に戻ったように、いそいそと謎の大画面を買い、それで映画を見、何時間も昼寝をし、ふだん飲まない酒を買い。この降って湧いた「濃厚接触者という名のひとり隔離時間」をめちゃめちゃ楽しんでいた。

乳幼児がいたらできないことをここぞとばかりエンジョイしていた。

 

楽しむこと=私は許されないこと と感じている

夫は自分に自由に自分に素直に自分に超優しく、いろいろ楽しんでいる

 

ここまでだとは自分で気がついていなかった。

 

そうか、私は、めっちゃくちゃ、めっちゃくちゃ、自分に厳しいんだな

厳しすぎるんだな

気づいてたけど、でもその1000倍厳しかった。

 

夫が私に優しいのは(干渉まったくしない でもめちゃめちゃ看病してくれる)、そんなふうにお母さんに育てられたからなんだ。

 

改めて、

●干渉しない(小言を一切言わない)

●めちゃ看病してくれる(こちらがのぞんだことは即やってくれるし、気にかけてくれる)

この2つを自然体でやってくれた夫にむちゃくちゃ感謝した

 

(「おかゆ食べたい」というといつも秒で「いいよ!」と快く用意してくれた)

 

そして、まさに上記のように夫を育てた義母に感謝した

 

自分に厳しい人は他人にも厳しい

 

私は、だいぶだいぶ改善してきたつもりだったけど、まだまだ、まだまだ、あまりにも自分に厳しい姿勢がありすぎ、自分にするように他人にも厳しく干渉してしまっていることに今回気がつけた。

 

これからもさらにさらに意識して、家族に干渉しないこと、して欲しいと頼まれたことは秒で快くやってあげること、を、夫を見習ってやっていきたいと思った

 

コロナで寝込む私の代わりに、毎日息子を診てくれて、私にむっちゃくちゃ優しく接してくださっている義母義父も、ありえないほどの神・・・

 

そして自分がどれほどありえないほど過干渉で育てられたのか、はじめて実感したのでした。

息子に、マジで気をつけよう。だめ、過干渉。

 

私が一切干渉しなくても、夫も息子も無問題な人たち。

信じてまかせきること・・・・

 

 

 

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