今日お会いした親子の話。
大学生の息子が対人緊張を起こすようになり、実習等に支障をきたし、困っているという。
話を聞いてみると、両親ともにアウトドア好きの陽キャで、息子ともいろいろとくだらない話もできる良好な関係。
私は「え?たいてい、陽キャで幸せに生きている両親からは陽キャが育つものだけど・・・」と思った。
しかしその男の子はとってもおとなしい感じ。
不思議だ・・・・
しかし、途中からガッテンがいった。
その男の子はひとりっこで、お母さんは、なにかとその子にいろいろとアドバイスをしたり、ともすれば過干渉に近いこともしてきたらしい。
進路も、お母さんが導いて、今の学部を選んだらしい。
その子は、今の学部での勉強にいまひとつやる気が出ないみたい。
お母さんに「堅実だし、稼げるから」とプッシュされて目指している国家資格も、本当にそれがやりたいのか本人はわからないと言う。
私は、「ああ、過干渉が原因かも・・・」と思った。
たとえ、ほんわか幸せそうな陽キャなママであっても、やはり、ひとりむすこにジットリネットリ熱意を注ぎ、息子の進路に口を出し、アドバイスと言う名の”導き”をしてしまったら、息子は苦しくなるのかもしれない。
一人息子を持つ私は身につまされる思いだった。
私の友達に、菩薩のような女神のような女性がいる。
彼女に、その素晴らしい人間性はどうやって形成されたのか質問してみた。
私「親にめちゃ愛されたとか?」
彼女「う~ん?普通程度だと思う、愛に関しては。別に親のこと大好きってわけでも無いし。ただ、一切干渉されなかった。”〇〇しなさい”って口出しされたことが全くない。全部自分で自由に決めて生きてきた」
なるほど・・・。
”一切過干渉されなかった、一切口出しされなかった”ことが、彼女の超成熟した女神のような性格を作ったのかもしれない。
先日さかなクンの自叙伝を読んだ。
さかなクンのママも、さかなクンに一切口出しや干渉をしない人だった。
さかなクンのやりたいことはフルパワーで全力応援するのだが、余計な手出し口出しを一切、本当にきもちいいくらい一切しないのだ。
全力応援+過干渉ゼロ
本人に考えさせる、本人に失敗も含め経験をさせる、本人の意思を完全尊重する、そんなさかなクンママ。
今日会った、素敵な(明るくほがらかな)両親に育てられたのに、対人緊張を持ってしまった20代男子から学んだことは、
進路含め、本人が決めたほうがいいということ(余計な口出しやアドバイスはしない)。
ひとりっこにはとくに、その子に視線や熱意を集中させてしまっては重いのだということ。
とりあえず、思春期過ぎたら、とにかく過干渉しない。
とにかく本人を信じて任せる。
余計な手出し口出しはしないに限るのだということ。
を、私なりに勝手に学んだ。
夫に対しても同じだな・・・
夫に対して、過干渉するの本当に気をつけよう
本人を信じて任せる
おくちチャック(笑)