産後半年以内に骨盤矯正を受けなければ、骨盤が戻らなくなって一生後悔する・・・産後半年以内のゴールデン矯正タイムを逃すな!みたいな記事や動画をよく見ます。
もうすぐ出産の私、不安になってあれこれ調べてみて、結論が出ました。
「産後の骨盤矯正は不要(らしい)」
産後の骨盤矯正が不要な理由は、骨盤は数ヶ月かけて自然に元の位置に戻っていくから。
私が出産する病院の院長先生にも確かめてみましたが、「ああ、産後の骨盤矯正ね、迷信ですよ。骨盤矯正ビジネスだから。開いた骨盤は自然に元に戻るから、カイロプラクティックや整体に行く必要は全くないよ。カイロプラクティックの高い回数券とか買わないようにね(笑)」と笑っておっしゃっていました。
ただし、産後は骨盤が開いてグラグラと不安定になっているのは確か。
産後、まだ骨盤が元に戻っていない数ヶ月の間にどのように過ごすかが、その後の腰痛状況などに影響するようです。
産後に腰痛等に苦しまないための方法について調べてまとめてみました。
産後1週間
骨盤が開ききっているので、体重をかけない(立ち上がらない)ことが大切。できるだけ横になって過ごすこと。
出産後すぐに骨盤ベルトを巻き、昼間は骨盤ベルトを巻いて(グラグラな骨盤をサポートして)過ごすこと(夜寝るときは外す)。
産後1ヶ月間
骨盤はまだグラグラな不安定期。
重いものを持たない、立った状態で赤ちゃんを抱っこしないことが大事(座って抱っこする)。
これに気をつけることが、その後の近い未来に悪化した腰痛に苦しむかどうかを決める。
産後2~3ヶ月経つまでは、昼間は骨盤ベルトを巻いて、グラグラな骨盤をサポートすること。
産後1~2ヶ月以降
産後、体が回復してきたら、腰痛予防のために少しずつ筋肉コルセットをつけていくこと。
つまり、腹筋・背筋・骨盤底筋群などを少しずつ鍛えたりストレッチすることで、骨盤ベルトが不要な体(筋肉がコルセット代わりになる)を作っていくこと。
●ヨガ
●骨盤底筋系のストレッチ
●ドローイン(お腹の奥のインナーマッスルを鍛える)
●お尻の穴をキュッとしめる(肛筋締め)
●腹筋と背筋を使ってまっすぐに骨盤底筋を(常に)立てる。猫背や反り腰は✕。
産後も驚異の細ウエストの持ち主、熊田曜子さんも産後1度も骨盤矯正には通っていない
グラビアで活躍されている熊田曜子さんも、一度も産後に骨盤矯正に通っていない事をYouTubeで語られています。
まとめ:産後の骨盤矯正は不要(だと思う)。
出産で開いた骨盤は、数ヶ月かけて自然と元に戻っていくので、「産後6ヶ月以内に矯正しないと後々後悔することになる・・・!」と焦ってカイロプラクティックや整体に高いお金をかけて通う必要は全くない。
ただし、骨盤が元に戻っていない産後1~2ヶ月(グラグラ期)は、体重をかけない(立たない)・重いものを持たない・骨盤ベルトをしめる、等のセルフ努力は必要。
そして、体が回復したら、骨盤まわりの筋肉を鍛えたりストレッチしたりして、腰まわりの筋肉を柔らかくしたり、強化したりして、腰痛防止に努めること。
また、迷信である「産後半年骨盤戻しゴールデンタイム説」とは関係なく、不調があって整体やカイロに通う必要がある人はいると思うので、一概には言えない・個々人で事情は変わってくるということはご了承ください。
私はトコちゃんベルト2とアンダーベルトのダブル巻で、産後2~3ヶ月ほどはグラグラな骨盤を支える予定です。