赤ちゃんが生まれ、お義母さんがお手伝いに来てくださって1ヶ月半が経ち、そんなありがたい共同生活も今日で終わり。
明日から平日は完全ワンオペ、赤ちゃんと私ふたりきりの日々が始まります。
そんな義母との1ヶ月半の生活で、当然他人と住むので緊張したりなんとなく気まずい思いもあったり本音を言えなかったり、そんなこともお互いありましたが、本当に本当に、たっくさんのギフトを義母からいただきました。
こんなにまっとうで慈悲深いお姑さんがこの世にいらっしゃるとは、こんなに深い思慮と愛を持って、息子夫婦と孫を見つめてくださっているのかと、部屋で一人涙しました。
私の育児姿勢に、オブラートに包みながらも、いくつかの注意をしてくださった義母。
いろいろと言われて、私も「もう、うるさいな」とちょこっとだけ思った瞬間もいくつかあったけれど、結果的に「いや、義母が120%正しい」と思いました、すべての注意事項について。
義母は、赤ちゃんの幸せを何よりも優先して考えてくださっていて、私は自分本位の、まだまだ子供から抜け出せていない幼稚で自分都合な考えで動いていることばかりだな、と。
義母の言葉に胸を打たれたこと。
●赤ちゃんをあやしつつ「五体満足で生まれてきてくれて、本当にうれしいし有り難いです」と私が言うと、義母に「そうね・・・妊娠したと聞いたときから、”どんな障害を持って生まれてきても、全て受け止めよう”と心に決めて待っていたのよ」と言われたとき。
●私たち夫婦がN○K受信料をかたくなに払っていないのを知った義母が、封筒に少なくないお金を包んでくださって、渡してくださった。封筒には「世の中には理不尽なこと、納得のいかないことがたくさんあります。でも、皆それに折り合いをつけて生きているのです。何かを避けている姿を子供に見せるのは、良い影響を与えないと思います。N○Kには、いろんな素晴らしい幼児向け番組があるので、赤ちゃんに見せてあげてください。これは〇〇ちゃん(赤ちゃん)へのプレゼントです。数年分の受信料として、使ってください。」と書いてありました。
・・・これに関しては、本当に大人として恥ずかしく思ったし、義母の深い愛と思慮に、反省と感謝が湧き出てきて、こっそり泣きました。
義母と息子に恥ずかしくない大人にならなければ、義母がしてくださったことを私も息子にできるように生きていかなければと大反省でした。
こんなに身近な大人の方から愛と思慮をいただいたのは、正直人生ではじめてと言っていいほどの体験で、私は親からこんなふうにまっすぐで深い思いをもらったことがほとんどなかったので、「これが、親の愛なのか、すごいな・・・」と、驚くばかりの一ヶ月半でした。
「母なるものを持った人」に育てられた人は、健全に育つというけれど、機能不全家族で育った人は、「母なるものを持った人」とともにしばらく暮らして、それがどういうものなのか、それを持っている人はどういう子育てをするのか、間近で見せてもらうと、だいぶたくさんのことを学べるな、と深く思った1ヶ月半でした。
義母と1年くらい暮らして、もっともっと”真の愛””真の思慮”について学ばせていただきたいと思ったほど。(←他人と暮らすのは、気をつかうし、緊張するけどね)
短い間だったけど、義母と暮らせたことで、私の息子への育児姿勢にも少なくない良い影響が今後出てきそうです。
本当に、言葉にならないくらい、深い体験でした・・・
愛ある母ちゃんってすげえな・・・浅すぎる幼稚すぎる私の考えとレベルが違う。
義母と息子に恥じない人間になりたい!
(いい年なのに幼稚すぎる自分)
数年専業主婦でひきこもっているから社会に出るのはとてもとても怖いけど、働くぞ、息子に負担をかけない母になるぞ、むしろ生涯サポートし続けられる母にならなくて本当にどうする、と思いました。
言葉にならないくらい、義母には感謝です・・・
この一ヶ月半の体験を、義母がくださったギフトの数々を、生涯忘れないで、ちゃんと活かして生きよう。