親は、いつまでも子どもに罪悪感をいだき続けてはいけない、という話です。
とある人に聞いた話。
Bさん(女性)とする。
Bさんは、アダルトチルドレンの母親の影響で、自身もアダルトチルドレンになってしまい、10代~20代は病みに病んでいた。
そして、Bさんママは、Bさんが衝動的にジサツしてしまうのではないかと心配し、いつもBさんを見張っていた(共依存関係)。
でもある日とうとう、Bさんママは、あきらめた。
「もう、この子がジサツをしてしまったら、それはこの子の寿命だったのだ。私がコントロールし続けられるものではない。あきらめよう」と。。。
すると、そのときから、Bさんの回復が始まったというのです。
自らカウンセリングに通い、めきめきと回復し、最終的には社会復帰をされたBさん。
共依存関係の相手を救おうとコントロールし続けるのを手放し、「もう、シンでしまったとしたら、それはそれで仕方がない、しょうがなかったのだ、そのときは受け入れよう」と覚悟を決めて手放したとき、相手の回復が始まる。。。
とても興味深い話だなぁと思いました。
救おう、守ろう、とする気持ちが、相手の自立を悪意なく阻害してしまうことがある。
「しのうがいきようが、あなたの人生だ、お好きにどうぞ☆」という究極の手放し(あきらめ)が、こどもの自立心と生命力を芽吹かせる。
☆☆☆
元毒親が、子どもに対していつまでも罪悪感をいだき続けていると、子どもにとってそれは悪影響なのです。
ある時点で、子どもに、その子の人生を(責任も権利も含め)すべて返す。
罪悪感をいだき続けるということは、その子の人生の一部を一緒に背負ってあげ続けるということ。
親に自分の人生の一部を負担してもらっていると、子どもは自立できません。
必要がないから。
親が罪悪感をきっぱりすべて捨て、「自由に生きてね、あなたなら大丈夫、もう私はし~らない♪」と(愛をもって)爽やかに放り出す必要が、最終的にはある。
いつまでもジクジクハラハラと罪悪感たっぷりに見つめられていたら、子どもは「親を責める気持ち」から卒業できず、ぐるぐるループにはまる。
元毒親の皆さん、最終的に罪悪感はすべてきれいさっぱり捨てましょう。
愛と信頼にもとづく「もう知~らない♪あなたならだいじょうぶ」で、”救おう助けよう”とするのを完全にやめれば、子どもは動き出す。
私はいつまでも親に罪悪感を持ち続けてもらうことを心のどこかで求めていました。
でもそれは、自分のためにならないんだってこと、確信しました。
私の親よ、罪悪感はすべてきれいさっぱり捨ててくれ、もう親は関係ない、私は私自身の人生を背負います。