心の恋人シャルル・ドゥ・アルディ【漫画家マリナシリーズ】

本・漫画

ふと思い出した昔好きだった人の名前、それはシャルル・ドゥ・アルディ。

13歳の私は、寝ても覚めてもシャルルが好きでたまりませんでした。

銀髪で、天使の頬のカーブをもつ麗人シャルル・・・

 

コバルト文庫で出版されていた、藤本ひとみ先生の漫画家マリナシリーズの中の登場人物です。

 

このシリーズにはたくさんの超セレブ美青年(しかも人種もいろいろ)が登場し、その全員が主人公(メガネぽっちゃり三流漫画家のマリナ)になぜか恋をする、という話です。

 

シャルルはIQ269の超天才フランス人青年で、天使の美貌の持ち主で超セレブで医師免許も持ち複数の会社の顧問もしている18歳。どんな18歳。

そんなシャルルはとても人嫌いの孤独な人なのだけれど、なぜか主人公のマリナには心を開き愛をささげるのです。

 

 

私はシャルルを想ってシャルルのイラストを描き、シャルルに捧げるポエムを書き、本屋に通ってはシャルルのイラスト集を立ち読みする、という中学校生活を送っておりました。

 

今でもシャルルのことを想うと確実に甘く切なく痛む胸があるのですが、これは思春期の潜在意識にシャルルが実在の人物のように刷り込まれてしまったからでしょうか・・・。

 

中学時代の私がむさぼるように読み、妄想しまくっていた藤本ひとみ先生の作品は、荒くとも熱量と勢いはたっぷりで、当時の少女たちの脳をジャックするには充分すぎる世界観を与えてくださったのでした・・・

 

シャルルがマリナを抱きしめて「新婚旅行は世界を回って月まで行こう・・・この世界で手にすることのできる全てを君に・・」的なこと言ってたな~今でも覚えとる・・・ギャーたまらん~!!

あのシーンでたしかキスもしたはず・・・ギャー!!!

なんでマリナそんなにモテるんや・・・とあの頃はキレてたけど、今ならちょっと分かる。

マリナ、ぽっちゃりしてて(ドラえもん体型の)眼鏡で売れない三流漫画家だけど、さっぱりした明るいイイ女な気がする笑

 

あ~~~~シャルルに今でも恋している自分がどこかにいます( ´∀` )笑笑笑

マリナはカズヤっていう人と両想いなのですが、私は「ザ・いいひと」なカズヤよりも、影があってひねくれまくってる孤独で嫌味なシャルルに断然ゾッコンでしたね。

 

嫌味で孤独なシャルルの天使の頬のカーブ・・・たまらん。

シャルルをお絵かきしてみました(•ө•)♡

 

あと美馬貴司もめちゃめちゃ好きだったな~~~~~!!!!

あんなダンディでスイートな中学生いないだろ(笑)

とにかく言動が甘やかでセクシーなんだ!!

この「甘やか」という言葉はひとみ先生が作った言葉らしいよ

どんなに花純になりたかったか。

 

2004年出版の藤本ひとみ先生の「オデパン」という小説に、30代になった美馬貴司が出てくるらしい・・・

 

アラフォーになった今でも、13歳で強烈に恋したシャルルと美馬貴司のことを思い出すと、まるで実在の人物を思い返すように胸がどきどき切なくなるのでした(~Fin~)

タイトルとURLをコピーしました