お義母さんのことで、「参考になるな~!」と毎回思ったことがあるのでメモ。
夫がときどき友人とキャンプに行くのだが、義母はそんなとき「すみませんね、うちの息子が遊び歩いてばっかりで。ほんとどうしようもないねあの子は」なんて軽口を嫁に言ったりしない。
嫁と楽しく会話するために”自分の息子下げ”を使うことはよくあることだと思う。
「○○は料理が下手でしょ~ごめんなさいね」とか。
「○○はだらしがないところがあるからね(笑)お嫁ちゃんも困っちゃうわよね!」
なんてふうに、嫁を持ち上げて息子を下げておけば、お嫁さんをヨイショできていい嫁姑関係が築けそうなんて思いがちだと思う。
だって、お嫁さんの味方になって息子を下げておけば、「私はお嫁ちゃんの味方よ」って感じで平和が保たれそうだし。
でも、義母はまったく、まったく「息子下げ」を嫁である私の前で言わない。
余計なことを一切言わない、というか。
夫(義母にとっては息子)がキャンプに出かけるときは、いつも私のヘルプ(子守り)に来てくださる。
夫への小言は一切言わず、むしろ「晴れたらいいわねぇ」などといつも夫のみかた。
そして私のみかたもしてくださる。
息子下げ発言は一切せず、嫁のこともしっかりヘルプする。
夫も、自分の母親が自分のことを(裏でも)悪く言わないことをよく知っているから、心底母親に対して安心しているだろう。
私も気をつけよう。
お嫁さんを持ち上げるために、お嫁さんに「あなたの味方よアピール」をするために、”息子下げ”を使わないよう。
どちらのことも下げないで、どちらのことも自分のできるかぎりで協力すればいいだけ。
義母は嫁(私)とふたりきりのときでも、自分の息子を褒める。
「〇〇は日曜大工がほんとに上手よねぇ」
「〇〇はお友達がたくさんいて、すごいわよねぇ」など。
それを聞いて、安易に身内下げ発言を用いて誰かと軽口を叩き合って結託するような事をしない義母を、いつも尊敬する気持ちになる。
そして、私自身のことも、裏で悪口を言っていないんだろうなぁと安心する。
誰かと結託するための、悪気のない”身内下げ発言”は必要ない!
誰の”下げ発言”もしなくたって、平和にやっていけることを義母が教えてくれる。
ただ、私が妊娠中(超コロナ渦)に夫が仲間とキャンプにでかけたときは、唯一義母は息子に対して怒っていた。
そして私のみかたになってくれた。
嬉しかったな~!