人生で、超絶面白かった小説・本気の38選

本・漫画

小説好きな皆さんこんにちは!

今日はパンナが人生において「マジで面白すぎる。100点越え!」と感じた小説を全部で37作品挙げてみますね。

しかし、長嶋監督ばりに「バーンとなってドカーンとなってとにかくゴーンと打つんだよ!」的説明しかしてませんので、「感動したよ」ってことしか伝わらないかと思います(;’∀’)。

それではいってみましょう♪

人生で一番面白かった6作品

【百夜行】/東野圭吾

 

白夜行 (集英社文庫)

白夜行 (集英社文庫)

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東野 圭吾
集英社
売り上げランキング: 3,332
人生で読んだ中でいっちばん切なすぎた作品かもしれない(泣)。
天才・東野圭吾先生の最高峰にして金字塔。
叫びだしたいくらいのカタルシスに昇天します。

【永遠のゼロ】/百田尚樹

 

永遠の0 (講談社文庫)

永遠の0 (講談社文庫)

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百田 尚樹
講談社
売り上げランキング: 7,182
言わずと知れた超絶名作。
戦争ものが苦手な私ですが、こちらの作品は文章が読みやすくてスイスイ読み進んじゃいました。そして、「読み終わりたくない、永遠に読んでいたい」と泣きそうに切望するほど、のめりこみました。
マジで面白い・・・(絶叫)!!!
岡田准一くん主演の映画も、岡田くんの演技が神がかっていて、一番最後のシーンの岡田くんの表情に最高に魅了されて逝きました。
「ほんとに無理(最高)」という感想しか出てこないほど、衝撃的にカタルシスを感じた小説&映画。

【八日目の蝉】/角田光代

 

八日目の蝉 (中公文庫)

八日目の蝉 (中公文庫)

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角田 光代
中央公論新社 (2011-01-22)
売り上げランキング: 19,064
井上真央ちゃんと永作博美さん主演の映画がまためっちゃくちゃ良いんだ。
永作さんの演技からマジで優しくて温かい愛が駄々洩れなんですよ(泣)。
他人の赤ちゃんを誘拐したその犯人が、心からの愛をこめて子育てをしながら逃亡生活を送る・・・なにこのいろいろ矛盾してる状況(泣)。
映画も小説もマジでベスト・オブ・ベスト、泣けます。

【幻夏】/太田愛

幻夏 (角川文庫)

幻夏 (角川文庫)

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太田 愛
KADOKAWA (2017-08-25)
売り上げランキング: 655
いや、これ・・・もう、余韻がやばいです、読み終わったあと、放心。
放心しながら涙がダラダラ流れ続ける感じ。
何を言ってもネタばれになるから言えませんが、とにかく読んでください。
キーパーソンとなる登場人物の悲しみ・優しさ・葛藤に涙が止まらず、私は死ぬほど魅了されました。
巨大な構造の中で犠牲になった小さな単位の人々の、どこにもぶつけようのない悲しみと、ピュアな友情と、読者の心をつかんで離さないキーパーソンの魅力と底抜けの悲しみ・・・・
数年ぶりにこんなに心揺さぶられる小説に出会えました。
読み終わってから数日は物語の世界から戻ってこれない事請け合い。

 

【模倣犯】/宮部みゆき

 

模倣犯1 (新潮文庫)

模倣犯1 (新潮文庫)

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宮部 みゆき
新潮社
売り上げランキング: 17,734

宮部みゆきの代表作の一つで現代ミステリの金字塔。

読んだ当時20代だったのですが、とにかく怖くて怖くて、夜道を歩くのがめちゃくちゃ怖かった思い出があります。

面白過ぎて怖すぎてページをめくる手がとまりません。

 

【火車】/宮部みゆき

 

火車 (新潮文庫)

火車 (新潮文庫)

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宮部 みゆき
新潮社
売り上げランキング: 12,529

こちらも宮部みゆきの超代表作ですね。

詳しいことはあんまり覚えてないんですけど、借金地獄にじょじょにはまっていく女性が人生を踏み外しまくっていく小説だったような。

とにかく「面白過ぎる」と衝撃を受けまくって、読み終わったときには頭がポカーンと真白になるほど物語にのめりこみまくった記憶があります。

 

足を踏み外すと、人生って怖いな、と人間界のダークサイドに思いをはせてしまう、恐ろしくもドラマティックすぎる、マジで超絶名作。

ガラスのハートに響いた作品たち

私は若いころ、すごく繊細で多感すぎる日々を過ごしていたため、生きてること自体がめちゃめちゃきつかったです(;´Д`A “`

良く言えば、「感受性が豊か」と言えなくもない(笑)

そんな10代~20代の私の豆腐メンタルを揺さぶりまくった、思い入れの深い作品たちはこちら。

 

江国香織の初期中期作品

 

このあたりの江國さんの作品にはまさに「きらきら」を感じて、繊細な感性の洪水って感じで、すご~~く心震えた思い出があります。

 

つめたいよるに (新潮文庫)
江國 香織
新潮社
売り上げランキング: 17,156
きらきらひかる (新潮文庫)
江國 香織
新潮社
売り上げランキング: 29,600
神様のボート (新潮文庫)

神様のボート (新潮文庫)

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江國 香織
新潮社
売り上げランキング: 90,761

森絵都の初期中期作品

 

初期中期の森絵都さんの作品、めっちゃくちゃ好きでした。

 

女性ならではの柔らかい感性で、人間の弱さを描いた作品が多くて、でも暗すぎなくてどこか明るかったり優しかったり強さもあったり。

 

ユーモア具合もいいんだよなぁ!

毎回新作を読むたびに「やばい、なにこれ、好きすぎるこの人の感性・・・」と感動しまくっていた当時を思い出します。

 

傷つき易すぎた心に染み入りまくったなぁ、森絵都さんは・・・。

とくに「永遠の出口」と「カラフル」は超好きだったなぁ。

 

風に舞いあがるビニールシート (文春文庫)
森 絵都
文藝春秋
売り上げランキング: 78,702
カラフル (文春文庫)

カラフル (文春文庫)

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森 絵都
文藝春秋
売り上げランキング: 980
永遠の出口 (集英社文庫(日本))
森 絵都
集英社
売り上げランキング: 99,754
いつかパラソルの下で (角川文庫 も 16-5)
森 絵都
角川グループパブリッシング
売り上げランキング: 312,952

ふがいない僕は空を見た

 

ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)
窪 美澄
新潮社 (2012-09-28)
売り上げランキング: 50,879

山本周五郎賞とR18(エロ)文学賞大賞を受賞した作品。

全体で5話の短編がゆるくつながって構成されているのですが、とくに少年視点で語られる”底辺国民の話”的な「セイタカアワダチソウの空」の章がめちゃくちゃグッと胸に迫るものがありました。

緊迫感と切迫感で、めちゃくちゃ心乱されたなあ・・・最高!

ドロドロした人間のどうしようもないメンヘラ的感情を描いているのに、読後感は爽やかというところが素敵!

瀬尾まいこの初期中期作品

 

瀬尾さんの作品は、優しくって、楽観的で、心があたたかくなって、ゆる~く読めるけど、しっかり感動するところが好き。
心をあたためてくれるスープみたい。

繊細さとポジティブさの同居具合が絶妙で、人の心の複雑なひだを描いているのに、読後感が明るいところも素晴らしい。

 

図書館の神様 (ちくま文庫)
瀬尾 まいこ
筑摩書房
売り上げランキング: 74,871
幸福な食卓 (講談社文庫)

幸福な食卓 (講談社文庫)

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瀬尾 まいこ
講談社
売り上げランキング: 65,794
卵の緒 坊っちゃん文学賞
マガジンハウス (2013-05-09)
売り上げランキング: 24,954
天国はまだ遠く (新潮文庫)
新潮社 (2011-06-01)
売り上げランキング: 11,799
優しい音楽 (双葉文庫)

優しい音楽 (双葉文庫)

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双葉社 (2019-02-22)
売り上げランキング: 123,158

恋/小池真理子

恋 (新潮文庫)

恋 (新潮文庫)

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小池 真理子
新潮社
売り上げランキング: 77,997

 

倒錯的で刹那的恋愛が美しく描かれています。
直木賞受賞作で、著者の小池真理子さんはこの作品を書き上げたときに「初めて満足する作品が書けた。もういつ死んでもいい」と語ったというのもうなずける・・・。
狂気と幻想の愛を感じる、超傑作。
めっちゃカタルシスを感じて、その陶酔的せつなさに脳内昇天した記憶があります(笑)

 

 

単純にめっちゃ面白い!最高にエンターテイメントかつ味わい深い名作たち

ここからは、とにかく大推薦・大プッシュな作品を挙げていきますね!
単純に「めちゃめちゃ面白かった」と大満足感を覚えた作品ばかりです。

69/村上龍

69 sixty nine (文春文庫)

69 sixty nine (文春文庫)

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村上 龍
文藝春秋
売り上げランキング: 100,974
エネルギーが爆発していて、とにかく面白い、最高にイキイキしている大傑作。
「こんな楽しい小説を書くことはもうないだろう」と村上龍が言ったという話も超うなづける。
悪ノリも可笑しくて、笑えてたまらないのになんだか切ない、ほんとに眩しい青春小説。

 

レボリューションNO.3/金城一紀

レヴォリューション No.3 (角川文庫)
金城 一紀
角川グループパブリッシング
売り上げランキング: 41,687

窪塚洋介さん主演の名作映画「GO」の原作者である金城一紀さん。

この人の文章って、謎なくらいに疾走感と躍動感と清々しさに満ちているのです。

マジでこんな青春過ごしてみたかったな!!!

落ちこぼれ底辺高校に通う愛すべき悪ガキたちの、自由過ぎてアホすぎて素敵すぎる青春ジェットコースター小説!!!

ガダラの豚/中島らも

 

ガダラの豚 1 (集英社文庫)
中島 らも
集英社
売り上げランキング: 41,553

新興宗教、アフリカの民族、呪術、アマゾンの冒険・・・これらのことに大学教授が巻き込まれていくドタバタ超エンタメ小説!!

面白過ぎてマジでページをめくる手がとまらなかった。

しかも最後は家族の絆を感じて感動するという・・・マジで空前絶後の面白さ、ヤバいです。

紙の月/角田光代

 

紙の月 (ハルキ文庫)

紙の月 (ハルキ文庫)

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角田 光代
角川春樹事務所
売り上げランキング: 91,807

普通のパート主婦だった主人公が、心の乾きをごまかすためにダメンズにハマり、貢ぐために犯罪を犯していく。

スリルとスピードとやるせなさがすごい、ぐいぐい引き込まれてとにかくどんどん読んでしまった小説。

とにかく面白かった!

東野圭吾の作品いろいろ

 

東野圭吾さんの作品は、中期のものが一番好きで、下記あたりはむさぼるように読んだなぁ。

とにかく文章がキレイで癖がなくて読みやすく、話は天才的に面白くて切なくて、ほんとに大好きだったなぁ。

芸術を感じるほどの完成度の大傑作ばかり。

 

宿命 (講談社文庫)

宿命 (講談社文庫)

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東野 圭吾
講談社
売り上げランキング: 13,440
眠りの森 (講談社文庫)

眠りの森 (講談社文庫)

posted with amazlet at 20.03.04
東野 圭吾
講談社
売り上げランキング: 38,888
変身 (講談社文庫)

変身 (講談社文庫)

posted with amazlet at 20.03.04
東野 圭吾
講談社
売り上げランキング: 6,941
分身 (集英社文庫)

分身 (集英社文庫)

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東野 圭吾
集英社
売り上げランキング: 17,623
片想い (文春文庫)

片想い (文春文庫)

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東野 圭吾
文藝春秋
売り上げランキング: 12,542

サウスバウンド/奥田英朗

サウスバウンド (講談社文庫)
奥田 英朗
講談社 (2014-10-15)
売り上げランキング: 46,144

奥田英朗さんの作品はすごく面白いのが多くて、『インザプール』や『空中ブランコ』がとくに有名だけど、私がいっちばん好きなのは『サウスバウンド』。

 

豪快で痛快な家族愛の話。

 

マジでめっちゃくちゃ大傑作で読まないのはマジで人生損してる!!!

ほんと~~~~~~~~~~~に超名作中の名作。

かわいそうだね?/綿矢りさ

かわいそうだね? (文春文庫)
綿矢 りさ
文藝春秋 (2013-12-04)
売り上げランキング: 118,869

かがみの孤城/辻村深月

かがみの孤城

かがみの孤城

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辻村 深月
ポプラ社
売り上げランキング: 1,538
たくさん不登校児が出てくる、いじめのシーンがリアル。
ファンタジーと現実が混じる感じ、文章は大人っぽい簡潔さはない、でも「読んだほうがいいよ!!!!」って感じ。
とりあえず絶対最後まで読んでほしい、最後の数ページのためにこの本はある
私はめっちゃくちゃ感動した!!!

満願/米澤穂信

満願 (新潮文庫)

満願 (新潮文庫)

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米澤 穂信
新潮社 (2017-07-28)
売り上げランキング: 11,779

6作の短編から成るミステリー集で、そのカンペキすぎる文章が恐ろしいまでに美しい芸術作品。

マジで面白い、そしてほんのり怖い、いや心底なんだか怖い。
とくに「関守」はマジで怖かった・・・

「柘榴」はエロホラーというか・・・とにかく美しくて怖くてカンペキな短編集で超必読。
大満足すぎて放心する傑作。

重力ピエロ/伊坂幸太郎

重力ピエロ (新潮文庫)

重力ピエロ (新潮文庫)

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新潮社 (2012-07-01)
売り上げランキング: 8,814
とにかく衝撃的におもしろくて胸につきささりまくった思い出がある。
読み終えたあと余韻に浸り過ぎてしばらく呆ける感じの、芸術的なまでに素晴らしい作品だと感じた記憶があります。

アヒルと鴨のコインロッカー/伊坂幸太郎

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
伊坂 幸太郎
東京創元社
売り上げランキング: 10,879

詳しくは全然覚えてないんですけど、読んだ当時、とにかく放心するくらい衝撃と感動を感じてひたすら余韻にひたった思い出があります。

ボブディランが聴きたくなるね、聴いたことないんだけど・・・。

切なくて、暗くて、でも最後は爽やかな、とにかく雰囲気のあるミステリー作品の傑作。
とにかく余韻とカタルシスに酔った記憶がある。

村上龍のコインロッカーベイビーズ×90年代洋楽って感じ?
ロキノン少女だった私には胸打つ空気感でした。

フォルトゥナの瞳/百田尚樹

フォルトゥナの瞳 (新潮文庫)
百田 尚樹
新潮社 (2015-11-28)
売り上げランキング: 11,880

百田さんの文章は癖がなくてすっごく読みやすいから、すいすい読めちゃいます。

そして最後に向かってどんどんページをめくる手が止まらなくなる・・・・えええどうなっちゃうの???と開いた瞳孔が閉じてくれない(笑)。

自己犠牲の精神を肯定しているところに賛否両論がある作品だけれど、純粋にとにかく面白くて一気読みしてしまいました。

国境/黒川博行

国境(上) (文春文庫)

国境(上) (文春文庫)

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文藝春秋 (2015-01-23)
売り上げランキング: 64,608

日本のやくざである桑原が北朝鮮に飛んで大暴れする話。

とにかく主人公の桑原が魅力的な人物で、めっちゃおもしろい!!

男気・一本気・全て力づくで何とかしちゃう・脳みそまで筋肉・一度した約束は死んでも守る・とにかくハチャメチャで破天荒、そんな感じの「ザ・漢」って感じ!

北朝鮮の庶民の極貧生活や、やくざの世界のことなど、興味深い内容が、極上のエンターテイメントで描かれていて、とにかく面白過ぎて一気読みしちゃいました。

北朝鮮の詳細でリアルな描写が怖すぎるし、桑原が最高過ぎる、読み始めたら止まらない一級の娯楽作品。

犯罪者 上下巻/太田愛

上記の「人生で一番面白かった6作品」の中で紹介した『幻夏』と同じシリーズもの。

 

この太田愛さんのシリーズは、出てくる主人公3人の男性がめっちゃくちゃ、めっちゃくちゃ、めっちゃくちゃ魅力的かつ人間くさく描かれていて、愛さずにはいられない!!

この3人がいる世界線で生きていきたいと切実に願うほど・・・。

 

そしてこの『犯罪者』、めちゃめちゃ面白いジェットコースター小説です。。。徹夜で一気読み必至です、お気をつけください。

満点の切なさ、満点の恐ろしさ、満点の面白さ、満点の愛、全部詰まってます。

 

そして、どこまでもどこにでも追いかけてくるマシーンのごとき殺し屋の恐ろしさを思う存分味わってください!!!マジでこわい!!!アドレナリンが止まらない!!!

まとめ

 

如何だったでしょうか♪

本は1000円ちょっとで私たちを深くて広くて大きなアドベンチャーに連れて行ってくれる最高なアイテムですよね。

今回紹介した作品たちは、詳細は覚えていないけれど、読み終わったときにとにかく感動したってことだけは鮮やかに覚えている大推薦な作品ばかりです。

ぜひチェックしてみてくださいね♪

 

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