小説好きな皆さんこんにちは!
今日はパンナが人生において「マジで面白すぎる。100点越え!」と感じた小説を全部で37作品挙げてみますね。
しかし、長嶋監督ばりに「バーンとなってドカーンとなってとにかくゴーンと打つんだよ!」的説明しかしてませんので、「感動したよ」ってことしか伝わらないかと思います(;’∀’)。
それではいってみましょう♪
人生で一番面白かった6作品
【百夜行】/東野圭吾
【永遠のゼロ】/百田尚樹
【八日目の蝉】/角田光代
中央公論新社 (2011-01-22)
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【幻夏】/太田愛
KADOKAWA (2017-08-25)
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【模倣犯】/宮部みゆき
宮部みゆきの代表作の一つで現代ミステリの金字塔。
読んだ当時20代だったのですが、とにかく怖くて怖くて、夜道を歩くのがめちゃくちゃ怖かった思い出があります。
面白過ぎて怖すぎてページをめくる手がとまりません。
【火車】/宮部みゆき
こちらも宮部みゆきの超代表作ですね。
詳しいことはあんまり覚えてないんですけど、借金地獄にじょじょにはまっていく女性が人生を踏み外しまくっていく小説だったような。
とにかく「面白過ぎる」と衝撃を受けまくって、読み終わったときには頭がポカーンと真白になるほど物語にのめりこみまくった記憶があります。
足を踏み外すと、人生って怖いな、と人間界のダークサイドに思いをはせてしまう、恐ろしくもドラマティックすぎる、マジで超絶名作。
ガラスのハートに響いた作品たち
私は若いころ、すごく繊細で多感すぎる日々を過ごしていたため、生きてること自体がめちゃめちゃきつかったです(;´Д`A “`
良く言えば、「感受性が豊か」と言えなくもない(笑)
そんな10代~20代の私の豆腐メンタルを揺さぶりまくった、思い入れの深い作品たちはこちら。
江国香織の初期中期作品
このあたりの江國さんの作品にはまさに「きらきら」を感じて、繊細な感性の洪水って感じで、すご~~く心震えた思い出があります。
森絵都の初期中期作品
初期中期の森絵都さんの作品、めっちゃくちゃ好きでした。
女性ならではの柔らかい感性で、人間の弱さを描いた作品が多くて、でも暗すぎなくてどこか明るかったり優しかったり強さもあったり。
ユーモア具合もいいんだよなぁ!
毎回新作を読むたびに「やばい、なにこれ、好きすぎるこの人の感性・・・」と感動しまくっていた当時を思い出します。
傷つき易すぎた心に染み入りまくったなぁ、森絵都さんは・・・。
とくに「永遠の出口」と「カラフル」は超好きだったなぁ。
文藝春秋
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角川グループパブリッシング
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ふがいない僕は空を見た
新潮社 (2012-09-28)
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山本周五郎賞とR18(エロ)文学賞大賞を受賞した作品。
全体で5話の短編がゆるくつながって構成されているのですが、とくに少年視点で語られる”底辺国民の話”的な「セイタカアワダチソウの空」の章がめちゃくちゃグッと胸に迫るものがありました。
緊迫感と切迫感で、めちゃくちゃ心乱されたなあ・・・最高!
ドロドロした人間のどうしようもないメンヘラ的感情を描いているのに、読後感は爽やかというところが素敵!
瀬尾まいこの初期中期作品
瀬尾さんの作品は、優しくって、楽観的で、心があたたかくなって、ゆる~く読めるけど、しっかり感動するところが好き。
心をあたためてくれるスープみたい。
繊細さとポジティブさの同居具合が絶妙で、人の心の複雑なひだを描いているのに、読後感が明るいところも素晴らしい。
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恋/小池真理子

単純にめっちゃ面白い!最高にエンターテイメントかつ味わい深い名作たち
ここからは、とにかく大推薦・大プッシュな作品を挙げていきますね!
単純に「めちゃめちゃ面白かった」と大満足感を覚えた作品ばかりです。
69/村上龍
文藝春秋
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レボリューションNO.3/金城一紀
角川グループパブリッシング
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窪塚洋介さん主演の名作映画「GO」の原作者である金城一紀さん。
この人の文章って、謎なくらいに疾走感と躍動感と清々しさに満ちているのです。
マジでこんな青春過ごしてみたかったな!!!
落ちこぼれ底辺高校に通う愛すべき悪ガキたちの、自由過ぎてアホすぎて素敵すぎる青春ジェットコースター小説!!!
ガダラの豚/中島らも
新興宗教、アフリカの民族、呪術、アマゾンの冒険・・・これらのことに大学教授が巻き込まれていくドタバタ超エンタメ小説!!
面白過ぎてマジでページをめくる手がとまらなかった。
しかも最後は家族の絆を感じて感動するという・・・マジで空前絶後の面白さ、ヤバいです。
紙の月/角田光代
普通のパート主婦だった主人公が、心の乾きをごまかすためにダメンズにハマり、貢ぐために犯罪を犯していく。
スリルとスピードとやるせなさがすごい、ぐいぐい引き込まれてとにかくどんどん読んでしまった小説。
とにかく面白かった!
東野圭吾の作品いろいろ
東野圭吾さんの作品は、中期のものが一番好きで、下記あたりはむさぼるように読んだなぁ。
とにかく文章がキレイで癖がなくて読みやすく、話は天才的に面白くて切なくて、ほんとに大好きだったなぁ。
芸術を感じるほどの完成度の大傑作ばかり。
サウスバウンド/奥田英朗
講談社 (2014-10-15)
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奥田英朗さんの作品はすごく面白いのが多くて、『インザプール』や『空中ブランコ』がとくに有名だけど、私がいっちばん好きなのは『サウスバウンド』。
豪快で痛快な家族愛の話。
マジでめっちゃくちゃ大傑作で読まないのはマジで人生損してる!!!
ほんと~~~~~~~~~~~に超名作中の名作。
かわいそうだね?/綿矢りさ
文藝春秋 (2013-12-04)
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かがみの孤城/辻村深月
満願/米澤穂信
新潮社 (2017-07-28)
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6作の短編から成るミステリー集で、そのカンペキすぎる文章が恐ろしいまでに美しい芸術作品。
マジで面白い、そしてほんのり怖い、いや心底なんだか怖い。
とくに「関守」はマジで怖かった・・・
「柘榴」はエロホラーというか・・・とにかく美しくて怖くてカンペキな短編集で超必読。
大満足すぎて放心する傑作。
重力ピエロ/伊坂幸太郎
アヒルと鴨のコインロッカー/伊坂幸太郎
東京創元社
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詳しくは全然覚えてないんですけど、読んだ当時、とにかく放心するくらい衝撃と感動を感じてひたすら余韻にひたった思い出があります。
ボブディランが聴きたくなるね、聴いたことないんだけど・・・。
切なくて、暗くて、でも最後は爽やかな、とにかく雰囲気のあるミステリー作品の傑作。
とにかく余韻とカタルシスに酔った記憶がある。
村上龍のコインロッカーベイビーズ×90年代洋楽って感じ?
ロキノン少女だった私には胸打つ空気感でした。
フォルトゥナの瞳/百田尚樹
新潮社 (2015-11-28)
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百田さんの文章は癖がなくてすっごく読みやすいから、すいすい読めちゃいます。
そして最後に向かってどんどんページをめくる手が止まらなくなる・・・・えええどうなっちゃうの???と開いた瞳孔が閉じてくれない(笑)。
自己犠牲の精神を肯定しているところに賛否両論がある作品だけれど、純粋にとにかく面白くて一気読みしてしまいました。
国境/黒川博行
日本のやくざである桑原が北朝鮮に飛んで大暴れする話。
とにかく主人公の桑原が魅力的な人物で、めっちゃおもしろい!!
男気・一本気・全て力づくで何とかしちゃう・脳みそまで筋肉・一度した約束は死んでも守る・とにかくハチャメチャで破天荒、そんな感じの「ザ・漢」って感じ!
北朝鮮の庶民の極貧生活や、やくざの世界のことなど、興味深い内容が、極上のエンターテイメントで描かれていて、とにかく面白過ぎて一気読みしちゃいました。
北朝鮮の詳細でリアルな描写が怖すぎるし、桑原が最高過ぎる、読み始めたら止まらない一級の娯楽作品。
犯罪者 上下巻/太田愛
上記の「人生で一番面白かった6作品」の中で紹介した『幻夏』と同じシリーズもの。
この太田愛さんのシリーズは、出てくる主人公3人の男性がめっちゃくちゃ、めっちゃくちゃ、めっちゃくちゃ魅力的かつ人間くさく描かれていて、愛さずにはいられない!!
この3人がいる世界線で生きていきたいと切実に願うほど・・・。
そしてこの『犯罪者』、めちゃめちゃ面白いジェットコースター小説です。。。徹夜で一気読み必至です、お気をつけください。
満点の切なさ、満点の恐ろしさ、満点の面白さ、満点の愛、全部詰まってます。
そして、どこまでもどこにでも追いかけてくるマシーンのごとき殺し屋の恐ろしさを思う存分味わってください!!!マジでこわい!!!アドレナリンが止まらない!!!
まとめ
如何だったでしょうか♪
本は1000円ちょっとで私たちを深くて広くて大きなアドベンチャーに連れて行ってくれる最高なアイテムですよね。
今回紹介した作品たちは、詳細は覚えていないけれど、読み終わったときにとにかく感動したってことだけは鮮やかに覚えている大推薦な作品ばかりです。
ぜひチェックしてみてくださいね♪