ムスリム女子と異文化交流!ほのぼの泣ける系漫画「サトコとナダ」がとても良い。

本・漫画

今日は大好きな漫画について書きます。

それは、「この漫画がすごい!2018」にランクインした、ユペチカさん著の「サトコとナダ」です。

 

 

サウジアラビア出身の女の子と日本人の女の子がアメリカでルームシェアをして留学生活を送る様子を描いたこちらの漫画・・・・ほのぼのシンプル系なんだけど、泣けるんです、なんだか心がとってもあたたまって。

 

全身を布で覆って、目だけを出して・・・ミステリアスにも摩訶不思議にも見える、日本人から見ると、少しとっつきづらい風貌のムスリム女性たち。

私も、旅先で彼女たちを見るにつけ、とても”異文化”を感じておりました。

しかし、この漫画を読んで、その布の下の素顔は、私たちと全く変わらない一人の女の子なんだってことを知りました。

また、私は今まで、アバヤやブルカ、ヒジャブ、ニカブといったイスラム圏の女性の体や顔を隠す布文化について「女性差別だ」と思っていました。

暑そうだし、不便そうだし、なぜ”隠さないといけないの?前時代的な文化で、女性がかわいそうだ!”と感じていたのです。

 

しかし、この漫画を読んで、「魅力的な自分をあえて隠し、本命の男性にだけ見せてあげるの♡」という心理でアバヤ等を使っているムスリム女子がいること、そして日差しや日焼け防止になって便利なことなど、実際には「本人が好んでブルカ等を着ている」場合も全然あるのだということを学びました。

 

ブルカの下はパジャマのまんまで登校してる子もいれば、実は布の中はとってもおしゃれでセクシーな服を着ている子もいたりして・・・ムスリム女子文化、おもしろいです♪

 

 

また、お見合い結婚が主流のサウジアラビアにおけるお年頃の女の子の結婚観や恋愛観についてもも描かれていて、とっても興味深く、学びがありました。

 

「外見的なことに惹かれた恋はすぐに冷める。でも結婚のあと時間をかけてはぐくむ愛は永遠の真の愛だと教えられているの。だから男女の愛がなくてもそばにいられる人を選ぼうと思ってた」

                     サトコとナダ② P.111

このナダのセリフには、「確かに・・・」とうなづいてしまうものがあります。

 

ムスリム女子のナダと、日本人女子のサトコのハートウォーミングなやりとりを通して、「異文化っておもしろいなぁ」「心は同じなんだなぁ」「友情っていいな、人間っていいな」といっぱい感動できるこの漫画全4巻、めっちゃくちゃおすすめです!

とにかく二人が、ピュアで温かくて(´;ω;`)♡ええ話なんです。。。

 

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました